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Brian Moore Guitarのネック折れ修理
ネック折れの中でも、最も困難な作業がロックナット付きの破損です。
ネックに固定用のネジ穴が開いているので、強度を保つ事が難しい為で、通常はネジ穴を埋めて補強して上部から固定用のロックナットに変更する事が多いです。
さらにこのギターの様に直角に折れたものは、接着面積が最小になるので、まさに最悪の状態です。
今回は、メイプルネックの硬さと接合部分に接着強度が十分に確認出来た為に修理痕が分らないくらいのリペアする事が出来ました。
シースルー塗装なので、普通に接着&塗装をしても、折れた部分の割れ目は大きく傷跡として残ってしまいます。
鳥居氏リペアの真骨頂ともいえる色合わせでしょう。
接着付近にカラーリングを施し、傷跡が分からないように仕上げました。
もちろん、単に色を付けただけでは逆に目立ってしまうため、実際の木目に近いようにカラーリングを行っています。
こうすることで一見したくらいでは、折れた部分の割れ目やカラーリングした部分がどこなのかが分からないくらい違和感なく仕上げることができました。
リペアの相談は、気兼ねなくパルまでご連絡ください。
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